2016年2月20日,昨年11月に瑞宝重光章を受章された大山JIC名誉会長を囲み,JIC役員有志でお祝い申し上げました.JIC奨学生の庄司さんとお母様と大山名誉会長の再会の場ともなりました.また,本日参加できなかった日本館の郡司前館長からのお祝いのメッセージと西野瑞穂先生からの祝電をお渡しした他ささやかな記念品を贈呈しました.なお,記念品は先生のお好きな萩焼の湯のみ茶碗と致しました.普段使い用のものですので愛用頂けるとよろしいのですが.


大山名誉会長からは,東京医科歯科大学入学の経緯,同大ラグビー部創設,イリノイ大学留学,学長就任時の人生選択のお話,タイの国王がスポンサーとなっている無歯科医村へのボランティア治療活動の継続などのお話を伺いました.また,先生の趣味である陶芸やゴルフにまつわるお話も伺う事ができました.印象的だったのは,イリノイ大学留学がその後の先生の人生に大きな影響を与えたというお話と先生が収集されている陶芸家が後に5人も人間国宝になられたこと,先生の患者さんで,日本を代表するゴルフのA選手との出会い,そして,本当に奇遇としか言いようのない,A氏と一緒に伝達式に出席され,勲章を授与されたというお話と,イリノイ大学の日本館の茶室(さくら庵)に寄付された扁額の作者の書家とのお付き合いなど,先生の人柄と幅広い交流の一端を窺わせるお話を時間いっぱい伺う事ができました.

学長退任後も日本各地の大学,関係機関から様々な相談に乗られていらっしゃるそうで,今年喜寿を迎えられる大山名誉会長の益々のご健勝とご活躍を祈りつつ名残惜しく会場を後にしました.