Japan Illini Club

University of Illinois Registered Alumni Association in Japan
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Reunion Party 2023 リユニオンパーティ2023のお知らせ

2023年7月1日(土)12:00〜14:00 ,2019年以来4年ぶりに対面形式でリユニオンパーティを東京・千代田区のホテルグランドヒル市ヶ谷で行います.

On Saturday, July 1st, 2023, from 12:00 to 14:00, we will hold a reunion party in person for the first time in four years at Hotel Grand Hill Ichigaya in Chiyoda-ku, Tokyo.

申し込みはここをクリック Click here for application and payment

昨年オンラインで開催した際は,世界・国内各地で活躍されている皆さんがコロナ禍下3年目でどのように過ごしていたか,お互いに知ることができるました.また,iMBAやiMCS等日本からイリノイ大学のオンラインプログラムを履修されている学生さんも多数ご参加いただき,イリノイ大学の新しい試みを身近に感じることができました.今年は日本で開催するため,首都圏にお住まいの方の参加が中心となりますが,是非とも久しぶりの対面形式でのリユニオンパーティをお楽しみいただければと思います.

When we held the event online last year, we were able to learn about how everyone who is active around the world and in Japan spent their time during the third year of the COVID-19 pandemic. Additionally, many students who are taking online programs from the University of Illinois, such as iMBA and iMCS, participated, allowing us to feel more familiar with the university's new initiatives. This year, the event will be held in Japan, so the participation of those living in the metropolitan area will be the main focus. However, we hope that everyone can enjoy the reunion party in person

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2006年度の小山八郎記念奨学生(第31期)の佐藤真莉子さんが,35年の歴史にブロードウェイで幕をおろしたオペラ座の怪人と日本人の方に関して取材された記事が,NHKのサイトに掲載されました.佐藤真莉子さんはNHKに入局後福島局,社会部,国際部を経て現在からNY総支局に勤務されており,イリノイ大学で学んだジャーナリズムが現在の仕事に活かされています.今後も,NHKのNYからの佐藤さんによるレポートをご期待ください.

イリノイ大学日本同窓会とイリノイ大学基金(英文名 University of Illinois Fundation)では,公益社団法人 企業市民協議会(英文名 Council for Better Corporate Citizenship (CBCC),経団連の呼びかけにより1989年9月に設立された公益社団法人)と協定を締結し,イリノイ大学に対する寄付について税額控除することが可能となりました. 経団連CBCCのサイト「第46回承認プロジェクト:2021年5月承認」部分に,その他承認プログラムと一緒に一覧が掲載されています.

詳細はイリノイ大学基金のサイトをご覧ください.

問い合わせは当該サイト中に記載のメールアドレスにメールでお送りください.また,イリノイ大学日本同窓会の本プログラム担当者宛 cbcc@illini-club.jp でも日本語による問い合わせ等を受け付けます.

イリノイ大学へ留学した日本人で学位を取得した留学生は千人をゆうに超えていると思われますが,最初に学位を取得された方をご存知ですか? それは, 1905年にMaster of Architecture を取得された SHIGETSURA SHIGA氏です.SHIGA氏の修士論文「FUTURE DEVELOPMENT OF JAPANESE DWELLING HOUSES」の表紙には1893年にB.Sを取得されたと記載されているので,イリノイ大学へ留学する以前に建築学を学んだ後にイリノイ大学に留学されたのではないかと思われます.

修士論文の全文をこちらで読むことができます,建築学を学んでいる学生だけでなく,日本家屋の建築を研究する方にとって大変貴重な修士論文なのではないかと思われます.

イリノイ大学が創設されたのは1867 年,明治維新の前年である.これを知るイリノイ大学日本同窓生は多い,大学のロゴ等そこら中に1868と書いてあるからである.しかし,創設後わずか5年後の1872年に初めての日本人がイリノイ大学を訪れたことを知る人は少ない.2019年に Salvatore De Sando先生により書かれた論文「Illini Everywhere: Japanese Illini, Since 1872」には,初めてのイリノイ大学への日本人留学生のことから,最初に修士号を取得された方のこと等,日本人留学生のことが書かれている.我々にとって大変貴重な論文である,一読をお勧めする.

イリノイ大学の図書館HPに,Salvatore De Sando氏による記事"Illini Everywhere: Japanese and Illinois Baseball, 1911-1931"という記事が掲載されています(2018年6月に書かれた記事).本記事によると,第二次大戦前のこの20年間,イリノイ大学と早稲田大学,慶應義塾大学,明治大学との間で日米大学野球が行われていたとのこと.Sando氏によると,関係者やご親族等で当時の写真等をお持ちの方はイリノイ大学図書館までお寄せ下さいとのことです. 詳細は記事をお読みください(以下サイトから記事冒頭部分を引用).

Illini Everywhere: Japanese and Illinois Baseball, 1911-1931 (By Salvatore De Sando | Published: JUNE 1, 2018)

For over twenty years, from 1911 through 1931, Japanese university baseball teams came to schools like Illinois (and our peers across the U.S.) for friendly competitions and international community building through baseball. Over the course of two decades, many Japanese athletes, coaches, educators, writers, and future baseball legends would include Illinois in their successive U.S tours in the name of goodwill between cultures through athletic competitions. Read on to learn more about early Japanese and Illinois Baseball! On this day, June 1, the first Japanese and Illinois baseball game was hosted on campus at the former Illinois Field. The story starts with an initiative by Japanese educators at multiple Japanese schools of higher education. Japanese Baseball Comes to Illinois As early as the summer of 1904, as reported in the Daily Illini (Record Series 41/8/81), Japan’s

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この記事のタイトルから,皆さんは何を想像されるであろう.開館してから20年を迎えるイリノイ大学日本館,畳の張替えを2017年1月に行ったのである.そもそも米国には畳職人などいない.更に,米国へ職人さんを呼ぶには労働ビザの取得も必要,費用がいくらかかるか,想像すらつかない.日本館からイリノイ大学日本同窓会に相談が来たのが2016年の夏.そして,様々な偶然や出会いを経て,2017年に総ての畳張替えを完了したのである.この記事は,そのような苦労を経て完了した「日本館畳張替えプロジェクト」の記録である.

窓の外に未だ白く雪が積もり、いつもなら外の澄んだ冷たい空気に似つかわしくほこり一つない日本館の茶室は、この日ばかりは3つの木製の作業台と大小様々な釘やナイフで埋め尽くされ、その中に半袖のT-シャツ姿で畳の縁に太い針をねじ込む3人の畳職人の姿がありました。3名の畳職人、鏡芳明さん、吉野裕一さん、中島拓也さんです。20周年記念を目前に控えた日本館の茶室、床の間、四畳半に敷き詰められた計30枚ほどの畳を全て張り替えるため、計3日ほど日本館に滞在をされます。

  日本人なら誰もが一度は目にしたことのある畳は、中央の板である畳床、「いぐさ」という草を使用した畳表、そして端を固定する畳縁の3つの部分で構成されています。今回の作業は 畳表と畳縁を一新する作業。数十年の使用に堪え、日光にさらされてすっかり黄金色になり香りもなくなった畳の表面を、真新しい畳表で若返らせる作業です。現在畳生産も機械化が進む中、今回持参されたのは腰までの高さほどの小さな機械一つのみ。昔ながらの手作業でほとんどの工程が行われます。最も経験のある吉野さんの的確な指示のもと、黄ばんだ畳の表面を一枚一枚剥がし、15cmはあろうかという長く太い針と頑丈な糸を厚い畳に抜き差しし、緑色をした新たな畳表を縫い付けて行きます。

 一日目の夜、シャンペーンのクラフトビールを囲みながら、それまでの御一行の物語を伺う機会がありました。

 今日の日本では、生活様式の西洋化に伴って畳需要は急減し、畳市場は縮小を続けています。 そこで多くの畳屋は従来の価格を維持するためにコスト削減を試み、材料費削減のために中国産のいぐさを使うようになりました。更に問屋の仲介は適正価格での材料取引を困難にしています。結果として安価な畳が市場に浸透、日本国内のいぐさ農家は窮地に立たされます。 一時期6000軒を越えた日本国内のいぐさ農家は500軒前後まで減少し、現在国内に流通するいぐさの80%を中国産が占めるまでになりました 。

 この点に危険信号を鳴らしたのが、畳屋道場創立者の鏡芳明さん。畳屋が材料について無知ではいけないと、自ら熊本県のいぐさ農家に脚を運びはじめました。大変な苦労の元に生産された本物の原料に触れるうち、国産の良質な畳と、それを支える井草農家を守りたいと思うように。 国産の良質な材料のみを使用することに徹底的にこだわった、高品質のブランド畳の製作に打ち出します。 始めは周囲の畳業界の動きに逆行するコンセプトであることから農家を説得し契約を結ぶことさえ容易ではありませんでしたが、 いぐさの栽培や収穫に毎月脚を運び、生産者と直接顔を合わせるなど原料生産に関わる中で信頼関係を築き上げました。さらに、問屋の仲介を経ずに農家自身がいぐさの価格を設定できるよう尽力することで、農家の保護にも努めます。また、旧来の畳職人は独自の技術を守るために他社には自信の会社の技術を極秘にして単独で生産していましたが、その風習にあらがい、全国の畳屋をまとめるネットワークを築きあげ、定期的に勉強会やセミナーを開催。鏡さんのコンセプトに共感する職人を全国から集めるのでした。

 今回同行した吉野さんも、そんな鏡さんの熱意と勇気に突き動かされた一人。130年続く伝統ある畳屋を経営する立場だけに、始めは畳屋道場の取り組みに対して半信半疑だったと言います。しかしセミナーに参加をしていくうちに見たのは、鏡さんの真摯なお人柄と偽りのない畳への思い。これは間違いないと、徐々に本腰を入れて協力するようになりました。

 畳屋道場はその後、神社仏閣や教会の畳張替えを行うばかりではなく、インドやフランスでの畳張りも担当するようになりました。近年では、畳の材料であるいぐさを利用しつつも現代の生活に融合する新たな畳製品の開発や 、化粧品メーカーと共同で畳のリラグゼーション作用を利用したエイジング商品の開発に着手するなど、その活動範囲は既存の畳職人の枠組みをはるかに越えています。同社の高品質畳制作事業は、 経済産業省と農林水産省が主催する農商工連携事業にも認定されました。

 畳の張替えが行われる数日間の間、日本館には周辺に住まう様々な国籍の方々が繰り返し見学に訪れました。皆それぞれに、部屋に脚を踏み入れた途端「いいにおい」と笑顔になり、初めて見る張替え作業の様子を興味深そうに見つめ、道具や材料についても質問をします。

 作業中、茶室にとって重要な炉を囲む畳の一角の微細な寸法を気にする中島さんがジェニファー館長に希望を聞く場面がありました。館長は正座で中島さんに向かい合い、いつも通りの強い眼差しで、「あなた方のやり方を信頼します。」と一言だけ言ったのでした。

 

 最終日、30枚近くの畳が全て緑色をした新しい畳で埋め尽くされた日本館で、観客を迎えてワークショップが行われました。最年少でありながら英語の堪能な中島さんが材料であるいぐさ刈り取りの様子をプレゼンし、吉野さんが畳張替えの最終作業である返し縫いを実演。最後に、 社長である鏡さんご自身が自らの思いを語りました  「自分の脚でいぐさ農家を訪れ、現場を見る中で、見えてきたことがあります。それは、今の延長線上に畳屋の未来はないということ。私達自身が畳屋という職業を再定義する必要があり、顧客にも畳屋の良さを再発見してほしい。ただし、私達は新奇性を追い求めるだけではありません。畳には、独自の機能性と、畳として存在する理由があります。私たちは畳の持つ本質価値を決して忘れず、良質な材料を使用した本物のたたみだけを使用するすることに徹底的にこだわり続けます。そして今後はただの畳屋ではなく、畳文化の創造と発信の担い手でありたいと考えています。」  そのように語る鏡さんに、ワークショップに参加したジェニファー館長、郡司先生、佐藤先生をはじめとする日本館ゆかりの方々、そして観客の皆が、満足した表情を浮かべ、その後質問が堪えなかったことは言うまでもありません。

 改築後20周年を迎えようとする日本館の記念すべき節目に、日本文化を底から支える畳が一新されたことはもとより、畳文化の保護と革新を試みる3人の熱い志を持つ職人がここを訪れたこと、そして彼らが日本館の方々と深く語り合い、互いの理念を共有したことで、日本とアメリカを繋ぐ「ご縁」がまた一つ生まれた場に、奨学生として立ち会う機会をいただいたことをみなさまに心より感謝申し上げます。

2017年1月吉日
第41期小山八郎記念奨学生 
守崎美佳
  • 畳屋道場(株)社長 鏡芳明さまより

この度は、大変素晴らしい経験をさせていただきまして、ありがとうございました。皆様の暖かいお気遣いと、ご支援のお陰で無事に畳替えを終えることができました。感謝申し上げます。「すべては人との出会いで決まる」と感じています。ご縁を大切に、これからも精進していきます。畳文化の発展のために、皆様のご支援を引き続きよろしくお願い致します。ありがとうございました。

 

  • 畳屋道場(株)吉野裕一さまより

「日々是好日」 とても有意義な時間を過ごす事が出来ました。皆様との出会いに感謝申し上げます。

  • 畳屋道場(株)中島拓也さまより

今回ジャパンハウスにて、ジェニファーさん、シンシアさん、デヴィさん、ナンシーさんとお会いでき、暖かいサポートに恵まれ、本当に気持ちよく仕事を終えることができました。守崎 さんのお陰様で、私たちの思想がより細部までお伝えすることもでき、畳替えの作業が無事に終わった以上に、とても大きな成果をつかんだように思います。畳を通して、ジャパンハウスに集う皆様がより気持ちよく、楽しく、そして思慮深く日本文化に触れる機会作りに貢献でき、私自身にとっても素晴らしい経験になりました。今後ともジャパンハウスの皆様のご多幸を日本よりお祈りしております。 そして、また是非とも皆様にお会いできますことを楽しみにしております。

  • ジェニファー郡司日本館館長より

I feel incredibly blessed to be the Director of Japan House and to have the amazing opportunity to connect and work with talented, thoughtful individuals like the three men from Tatamiya Dojo – Mr. Yoshiaski Kagami, Mr. Yuichi Yoshiko, and Mr. Takuya Nakashima. Last year, I began discussing one of my many goals for Japan House before our 20th Anniversary next year and the conversation lead to wanting to change out our 19-year-old tatami. With deep gratitude and much appreciation to Professor Shozo Sato’s initial efforts, we started speaking to various tatami companies in Japan. Sensei then connected with the President of the Japan Illini Club, Mr. Hisashi Komine, and we were so fortunate that it was through his foresight that he contacted Chef and Entrepreneur Suzuko Enomoto who visited Japan House and presented her talents in cooking 2 years ago. As a close friend of the President of Tatamiya Dojo, Enomoto-san connected him with Japan House and thus, we had the overwhelming honor of having his company revitalize our tatami. What a wonderful network of friends Japan House has! Mr. Kagami is not only the President of this company, but he is a true entrepreneur that believes in, respects, and upholds traditional Japanese practices in the craft of tatami and is a strong advocate for small businesses. I feel so exceptionally lucky that he accepted our invitation and that his beliefs and philosophies perfectly align with what we do and share here at Japan House. I invite all members of the Japan Illini Club to visit us in 2018 to see our beautiful new tatami and to join us in celebrating our 20th Anniversary. I cannot thank Mr. Komine, Mr. Yabe, and Mr. Kichikawa enough for their tireless efforts to make this a reality.

JICの活動内容
イリノイ大学日本同窓会では次の活動を行っています
リユニオンパーティ
毎年6月あるいは7月に実施するレリユニオンパーティをはじめ,ご家族や友人の皆様と一緒に参加できるイベント(和太鼓を楽しむ会,そば打ちを楽しむ会,能・狂言を楽しむ会等)等を開催します
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Reunion parties
毎年6月あるいは7月に実施するレリユニオンパーティをはじめ,ご家族や友人の皆様と一緒に参加できるイベント(和太鼓を楽しむ会,そば打ちを楽しむ会,能・狂言を楽しむ会等)等を開催します
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Japan Illini Club会員の皆様の活動の様子や最新のイリノイ大学情報等を共有するため,Newsletterを発行しています.
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会員間の情報共有
イリノイ大学日本同窓会会員の方との情報共有,情報提供等
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会員間の情報共有
イリノイ大学日本同窓会会員の方との情報共有,情報提供等.カレッジ毎のイベント,著書等の案内等でご活用ください.
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小山八郎記念奨学制度
日本の大学に在籍する日本人の学生を,毎年4名選考し,イリノイ大学に授業料無料で送る制度です.本奨学制度は小山八郎記念奨学制度として知られているとてもユニークな奨学制度でしたが,国内の各大学でイリノイ大学との交換留学制度が充実してきたのにともない,42年目の2017年を最後に本制度は終了しました
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Koyama Hachiro Memorial Scholarship Program
日本の大学に在籍する日本人の学生を,毎年4名選考し,イリノイ大学に授業料無料で送る制度です.本奨学制度は小山八郎記念奨学制度として知られているとてもユニークな奨学制度でしたが,国内の各大学でイリノイ大学との交換留学制度が充実してきたのにともない,42年目の2017年を最後に本制度は終了しました
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