Japan Illini Club

University of Illinois Registered Alumni Association in Japan

2019年7月20日(土)に行われたリユニオンパーティで,計量心理学者の丸山先生からメモリーロボット「ルーク」の開発構想をお伺いした.今後の開発及び実用化にためには,このようなロボット開発に賛同する多くの技術者と投資家の協力が必要であり,その第一歩としてルーク開発構想をご紹介いただくことにした.本記事はその第1段である. (会長:古市)

孤独の代償―メモリーロボット、「ルーク」の働き

2019.7.23 聖学院大学名誉教授  丸山久美子(計量心理学)

  

1960年後半から70年代は 世界中の大学生達が大学騒動を起こし、アカハラ(アカデミック・ハラスメント)、パワハラ(パワー・ハラスメント)などの大学教官達に対する抗議の一環として大学閉鎖や授業放棄を行い、先生方に対する暴力的抗議を行った。この大学闘争の最中、親たちは子ども達へのしつけや礼儀などの基本的な生活基盤を教える術もなく、自由放任の躾けなしのまま外へ放り出したことが結果と為って、子ども達の自在な思想形成や、革命的精神が何の造作もなく形成され、折しも中国では毛沢東が権勢をふるっていたために、毛沢東的革命思想が強化された。この年代を日本では「団塊の世代」と言う。 現在、団塊の世代は70才を超えた立派な大人、老人になった。彼らがそれまで、順当に暮らしてその年齢を迎えたとすれば、それは極めて目出度いことではあるが、その反面、団塊の世代に自ら脱落してしまった子どもは所謂「引きこもり」といわれる日本特有の病を抱えることになった。それまで、家に引きこもって親の側でひっそりと生きていた子ども達は親が既に80才の齢をすぎ、最早彼らを養育する能力を失せたとき、彼らは既に60代の初老期にさしかかっていた。それまでに、何とか他者の助けを借りて自立の道を歩み始めた子ども達はそれなりに自分の生活を老いた親に迷惑をかけずに何とかやり過ごすことは出来るだろうか。だが、全てが順当ではない。団塊の世代が所帯を持ち子どもを産むと、それも又第二の団塊の世代となり、十分なしつけや養育を受けられずに脱落してしまい、第二の「引きこもり」問題が生じるとも考えられ、第二の70-40問題と言われる問題が浮上した。折しも引きこもりが原因で大きな殺傷事件が生じたばかりの現在、この問題は黙って見過ごすことは出来ないだろう。

孤独に引きこもる子どもの良き相棒、親友が「ルーク」という名のロボットである。悩める彼らのために作られたルークは孤独の中に浸っている彼らにある種の指針を出し、良きアドバイスさえ与えるだろう。そんなロボットが側に常時存在することで、今後、連れ合いを亡くした老人達やさらには悩める多くの人達の相談相手となる賢く且つ優しいロボットの出現を人は決して拒まないだろう。            

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